府中アマチュア無線クラブのブログ

JA1OVU 石原です。
(4) VISTAからWindows  7 正規版への乗り替え
Windows 7(Win7)の発売直後にVISTA Ultimateから乗り替えるため、Ultimateのアップグレード版を購入しました。
Windows 7はXPやVISTAと異なり、32bit版と64bit版が同梱されています。パッケージを開封すると、普通のDVDケースに2枚のDVDが重ねて入っていました。少々雑な感じもしました。
64bit版へ移行することも出来ましたが、新規インストールに限られてしまいます。現在使用している全てのアプリを新たにインストールし直す手間を考え、上書きアップグレードをするつもりでしたので、32bit版を選択しました。そもそも64bitに対応するアプリが少なすぎることがあります。

上書きアップグレードを行う場合の注意点としてマイクロソフトでは、Win7で動作しない、又は動作未確認のアプリは全て予め削除(アンインストール)しておく必要があるとアナウンスしています。それらが新しいOSに悪影響を及ぼす可能性を排除することが必要であるためと思われます。
私の場合はプリンタ関係、マウスユーティリティ、ワンセグチューナ関係のアプリ、及びドライバを削除しました。動作未確認のアプリ(殆どがフリーソフト)は数多くあるため、リスクを覚悟でそのままにしておきましたが、結果的に全て正常に動作しました。
プリンタ、マウスユーティリティはWin7発売日前後に対応版が公開され、その他も最新版をインストールし直すことで無事動作させることが出来ました。
現時点でこれまで使用していたアプリで全く動作しないものは皆無です。(普段使わない機能については未確認ですが。)

(5) 今後の対応
先ずは動作の更なる高速化(特にOS起動時間の短縮)を図ります。 OS起動時にはサービス、スタートアップ・プログラム等が一斉に起動を始めるため、CPUがアイドル状態になるまで時間がかかります。そこでこれらのうち、優先度の低いものを時間をずらして起動させる設定(専用のフリーソフトStartup Delayer)、不要なサービスを停止させる設定(手動又はフリーソフトスタートアップチェッカー)等の手段を講じます。(専用のソフトも市販されていますが、起動に関してはほぼ同様のことをやっているものと思われます。)

次にもっと決定的な高速化としてSSDの導入があります。最近は価格低下が著しく、又多くのメーカから発売されていますので選択に迷いますが、Win7の登場と共に買い時の時期に入ったと見て良いと思います。もちろん数100GBもの容量を持つHDDを全てSSDと交換することはコスト的に現実的ではありませんので、起動Diskとしての利用となります。
私の場合はシステム領域のみであれば64GBもあれば足りますが、余裕を見るとそれ以上は欲しいところです。

(6) 最後に
XPからVISTAへのアップグレードをスキップされたユーザにとってもWin7は注目されています。確かにVISTAに比べてかなり軽くなったのは事実です。メーカ製(特にノートPC)ではシングルコアのCPUでWin7を搭載している機種もありますが、軽いとはいえ、あくまでもVISTAとの比較ですので、やはりCore 2 DuoのCPUでないと軽さは体験出来ないと私は思っております。又、画像関係等、元来CPUの負担が大きいアプリについてはOSのアップグレードでは改善は期待出来ません。CPUやGPU、メモリといったハードウェアのパフォーマンスが直接効いてくるためです。
これらを考慮した上で、アップグレードを検討された方が良いと思います。
又、一部では今回のOSもスキップし、その次のOSに狙いを定めている向きもあります。
その理由は、「Windows 7」と命名されてはいますが、OS内部(カーネル)のバージョンは6.1、つまりVISTA(同6.0)のマイナーチェンジであるということです。不評であったVISTAの改良版というわけです。
おそらく次期バージョンでようやく7.x、即ち名実共にWindow 7となることでしょう。(実際には別の名称になるでしょうが。)
そしてそれはカーネルに大幅な改良が加えられることを意味します。カーネルレベルで動作速度の改善が図られるようです。
しかし、次期バージョンが正式リリースされ、安定するまでにはそれなりの時間がかかります。それにつれてCPUやチップセットも次世代製品が必要となるかも知れません。効率化と共に機能もアップし、結局ハードウェアへの依存が高まることは今までの例で目に見えています。従って、現在市販されているハードウェアを使用する限り、実用上はWin7で十分であると思います。
それよりも私は、早く全てのアプリやドライバが64bit化されるようになって欲しいと願わずにはいられません。 (完)

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